サプリメントの選び方

サプリメント摂取の目的

サプリメントは毎日の食事から取れない栄養素を補うものであり、薬のように病気の治療をするためのものではありません。また、食事の代わりになるような物でもありません。本来バランスの取れた食事をし、栄養を十分体に取り込むことが出来れば、サプリメントは全く必要のないものです。しかし、バランスの取れた食生活を心がけていても、野菜や果物の栽培方法や、土壌の栄養不足により昔のように、たっぷりと栄養を蓄えた食物を口にすることが難しくなっています。また、栄養バランスに神経質になりすぎて本来楽しいはずの食事が苦痛になってしまうのも問題です。無理をしないで日常の食生活を上手に微調整していくことを考えると、サプリメントを活用した方が現実的です。

サプリメントの分類

サプリメントは大きく２種類に分類されます。ベースサプリメントとアクティブサプリメントと呼ばれるものです。ベースサプリメントとは、もともと体内に存在するものか、私たちが食材として摂取している栄養成分です。具体例をあげると、ビタミン・ミネラル・繊維質・乳酸菌などを指します。つまり体内の生体機能を滞りなく遂行するのに必要不可欠な栄養素です。そしてアクティブサプリメントとは、最適な健康状態を推進し病気の予防などを想定するサプリメントで機能性食品を指します。このアクティブサプリメントは、品質のよいものを選択することが重要であると同時に、ベースサプリメントと併用して摂取することが大切なポイントとなります。サプリメント先進国の米国では、ベースサプリメントをしっかり摂取した上で、アクティブサプリメントを摂取することは常識となっています。

ベースサプリメント乳酸菌

乳酸菌は私たちの腸の中に存在する善玉菌の代表格です。まず基本的なお話として腸の長さを面積にするとテニスコート約1面分約７メートルに相当します。そして腸は自分で考え機能していると言われており腸にある神経細胞の数は約１億以上で、腸な立派な神経機関だと言えます。腸は外界から侵入してくる全ての物質を体内に取り入れるべきか、排除するべきかを瞬時に判断し機能しています。そして全身のリンパ球の約60％は腸内で機能しています。その抗体の60％は腸で作られています。つまり、腸は私たちの免疫を司る重要な器官なのです。まさしく腸の調子は全身のバロメーターだと言っても過言ではないでしょう。この腸の機能を正しく保つためには栄養バランスの取れた食生活を心がけることはもちろんですが、ベースサプリメントである乳酸菌を上手に活用することが非常に賢明な選択だと考えられます